在宅医療支援サービス
通院・来局が困難な患者さんのご自宅や施設へ薬剤師が出向いて、患者さんの体調に対する薬の影響を検討し、その内容に基づいた対策を立てて実行していきます。薬局での対応と同様にお薬に関する要望や不安・お困りごとをお聞きしながら、ご自宅での療養生活を親身にお手伝いします。
「在宅訪問」のサービス内容



1.薬剤師が訪問
- ご本人・ご家族への体調変化を含めた現状の聞き取り
- バイタルサインのチェックなどを行い、効果・副作用を確認
- 薬の使用状況・管理状況の確認
- 薬のご説明・お渡し・残薬の確認
- 次回の訪問日を確認
2.訪問後の対応
- 主治医やケアマネジャーなどの関係職種に薬剤師から報告
- 患者さまがより安心して在宅医療・介護サービスを受けられるよう、関係者で情報を共有
在宅料金表 (2018年改定)
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在宅患者訪問薬剤管理指導料
条件 変更前点数 変更後点数 単一建物診療患者:
1人650点 650点 単一建物診療患者:
2~9人300点 320点 単一建物診療患者:
10人以上290点 - 1点10円で計算を行い、負担割合に応じて料金をいただきます
- 麻薬等特殊な薬剤使用の場合は上記に100点追加されます
- 6歳未満の方への対応の際には100点が追加されます
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居宅療養管理指導料
条件 変更前点数 変更後点数 単一建物診療患者:
1人503単位 507単位 単一建物診療患者:
2~9人352単位 376単位 単一建物診療患者:
10人以上344単位 - 1点10円で計算を行い、負担割合に応じて料金をいただきます
- 麻薬等特殊な薬剤使用の場合は上記に100点追加されます
条件に応じ点数の計算が変わることがありますので詳しくはお問い合わせください。また、上記いずれの場合も、医療費助成などを受けている場合は料金が変わります。
サービス開始までの流れ
step1.薬局・主治医・ケアマネージャーに相談
※利用回数や料金・サービス内容について詳しくご説明します。step2.薬剤師が患者さんの状況を確認
※薬剤師から医師へ患者さんの状況を報告し、「訪問指示」を確認。step3.患者さんとの契約
※医療保険を利用する場合は同意step4.ご自宅訪問開始
在宅医療支援をお支えするために
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無菌調剤室の整備
在宅中心静脈栄養法などの在宅療養支援におけるニーズに応えるためのに不可欠な「無菌調剤室」をいち早く準備。様々な患者さんの状態に対応できる体制が整っています。
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在宅療養支援対応の薬剤師の育成
患者さんの体調への薬の影響を評価するうえで必要な、血圧測定などのバイタルサインを採取するスキルを身につけた薬剤師の育成を行っています。また、在宅療養支援に関する専門的な知識、技能、態度を備えた専門資格である在宅療養支援認定薬剤師も在籍しており、在宅療養支援対応を行う薬剤師をサポートしています。
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関係機関との医療連携を強化
入院時サマリーによる情報提供や退院時カンファレンス・退院後のサービス担当者会議へ参画するなど、関係機関と連携して患者さんがより安心して在宅医療・介護サービスをうけられるよう支援しています。